CLANNAD ~AFTER STORY~ 第18話

【タイトル】「大地の果て」
作  画  :10(美しい大地と汐の涙に)
ストーリー :10(これぞCLANNAD!)
演  出  :10(原作を超えるアニメの描写に)
家  族  :10(家族の想いが繋がった)
======================================================
【批評・感想】
直幸と朋也、史乃と直幸、朋也と汐、汐を育ててきた早苗と秋生。繋がっていく家族の想いを見事にまとめたストーリーであった。朋也と汐が親子の絆を取り戻しただけでなく、朋也が今まで気付かなかった直幸の想いを知り、父親として大切なものが何かを知る重要な1話である。
Aパートでの汐の泣いて場所、汐の知らないママ、朋也が買ったロボットの伏線がBパートで全てストーリーに絡む脚本、演出が素晴らしい。

朋也が初めて直幸を父として認めた史乃の存在は大きい。父と同じ立場に自分がいることを知った時、あれほど嫌っていた父よりも自分がもっと忌み嫌う父親になっていたことに気付いたからこそ、直幸がどんなに素晴らしい父であったかを理解できたのだ。それは家族をもたぬ学生であった1期では決して知りえない事であった。
汐の親代わりとして育てている早苗と秋生もまた、朋也の為に汐を育ててきた。父親として朋也がしなければいけない事を残しており、朋也に汐の父親になって欲しい為、娘の渚の事も、汐が寂しくて泣いてる時も、一線を引いていたのである。それがどんなに辛かった事であろうか。
朋也の自堕落となった五年間であったが、汐の存在をかけがえないのないものとして認めたことにより、渚との出会い、結婚、出産、そして死を受け入れることができたのである。

本話へと繋がる伏線は1期から既に敷かれていた。OPで花畑を走る女の子が汐であったのである。学園編ともいうべき1期で汐の存在はなく、原作を知らないと朋也と渚の娘であるとは予想できないのであるが、そこへ辿り着くための物語でもあった。そして、2期の第1話でのアバンで朋也が夢うつつの中でみた光景。父との思い出の場所でもあったのだ。

【一言&重箱の隅つつき】
アバンは原作の幻想世界Ⅹ。少女とロボットの旅立ちと朋也と汐の旅行を対比させている。
そして、朋也が汐に選んで買ってあげたロボットのおもちゃと幻想世界のロボットとを結びつけたことに伏線を残した演出であった。
『劇場版CLANNAD』では汐との旅行までを描いているのだが、内容はまた別の話である。

【今話の名台詞】
「泣いていいのは、おトイレかパパの胸の中だって」(汐)
……泣いていいんですよね? 我慢しなくていいんですよね? 

この記事へのコメント

kazu
2009年02月21日 05:06
TBありがとうございます。
ホントいいお話でしたw
聖羅夢
2009年02月22日 10:48
>kazu様
まさに神回でしたね。アニメ史に残る名作品になることでしょう。

この記事へのトラックバック