魔法少女リリカルなのはViVid第23話~エールよ届け!~

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シリーズ第4期「魔法少女リリカルなのはViVid」

サイネリアの聖羅夢です。本年も全力全開で「魔法少女リリカルなのはViVid」を応援します! 
それでは第23話の考察・批評・解説コーナーはじまります。

タイトル:Memory;23☆「予選開始!」

【登場人物】18名
高町ヴィヴィオ  アインハルト・ストラトス  コロナ・ティミル  リオ・ウェズリー
高町なのは    フェイト・T・ハラオウン
ノーヴェ・ナカジマ   オットー  ディード   ルーテシア・アルピーノ シャンテ・アピニオン 
ミカヤ・シェベル  ミウラ・リナルディ  シャマル  リィンフォースⅡ  ヴィータ  シグナム  ザフィーラ


ミカヤとミウラのエピソードがメインとなり、2人にエールを送るチームナカジマ達をサブキャラ扱いとして描いている。

<熟練者ミカヤ・シェベル>
ミカヤの天瞳流抜刀居合術の強さをみせることで、彼女が強者であることを改めて認識させている。かつてアインハルトが完敗し、その後ヴィヴィオ達とのスパーでも敗北したことはないであろう。ノーヴェと同じ先生の立場であったミカヤがインターミドルにかける熱意の理由には、出場年齢制限により来年が最後となることも影響していると思われる。彼女が背負っているのは道場の師範代として求められる強さでもある。

<新人ミウラ・リナルディ>
ミウラの才能が開花する時、何かが起きる! そう予感させる魅力がミウラにはある。それは、八神家流の教えで鍛えられているミウラだからこそでもある。完成した強さに対し、発展途上にあるミウラの強さは未知数である。ミカヤとの対戦であるが、ミカヤ対策についてはシグナムがヒントを与えている筈である。シグナムとの練習がミカヤとの対戦で活かされることであろう。

<クリスとティオ>
猫じゃらしモドキでティオと遊ぶクリス。レイジングハートとバルディッシュが仲良しになっている描写がなかかったこともあり、うさぎと猫のじゃれ合いではあるが、デバイス同士の友情もありえることを示唆している。

サイネリア発行「魔法少女リリカルなのはViVid5 笑顔の笑顔」より
【扉絵・煽り文】百花繚乱☆魔法少女「チーム ナカジマ」Standby Ready!!
        最強の魔法少女コミック☆ 元気に新展開!!
【あらすじ】
 インターミドル選考会を無事に突破したチームナカジマの4人をお手製フルーツタルトで迎えるなのはとフェイト。
 一方、ディードとオットーを連れたミカヤは真新しい得物の晴嵐を携え、馴染みの廃車場に来ていた。ミカヤの流派である天瞳流は廃車斬りを行うこともあると言い、クレーンで吊り下げられたバスをミカヤは見事一刀両断にし、魔法をろくに使わないその技術に二人はただただ驚かされる。
 インターミドル地区予選を来週に控えながらリラックスしているヴィヴィオら四人。トーナメント表では勝ち上がればヴィヴィオと対戦する可能性がある八神家のミウラだが、その前には前年に都市本戦3位の成績を残したミカヤが立ちふさがっており、ヴィータとシグナムを相手にしたトレーニングにも気合が入る。
 予選が始まるとスーパーノービス戦を軽くクリアして、エリートクラスへの進出が決まったヴィヴィオ達。一回戦を控えて緊張しているミウラにヴィヴィオらは愉快な動画メールを送り、すっかり和ませる。またヴィヴィオらはスパーリングで世話になったミカヤにも同様のメールを送っており、エールは互角。ファイトスタイルや実績が対照的な二人の戦いが、いよいよ始まる。《S2》

【解説】
 単行本5巻のスタートの回ということで、例によって巻頭カラー口絵が付き。地区予選開始前のインターバルという時期もあって、ヴィヴィオやアインハルト達ではなく、脇キャラであるミウラやミカヤをメインに据えた構成。特にミカヤはアインハルトのスパーリング相手を務めた抜刀居合の師範代としか紹介されていなかったので(本話の為に敢えて伏せておいたのだ)、ミウラとの対戦前に真の実力を分かり易く見せておく必要があるわけだが、絵面だけでは規格
外そのものだが……。

《天瞳流抜刀居合のミカヤ》
 Memory;20でアインハルトのスパーリング相手として登場したミカヤ。ファイティングスタイルが抜刀居合であることと、アインハルトが実戦なら20回は死んでいたという実力の持ち主ということだったが、肝心の戦いぶりは殆ど描写されなかったので、本話でその実力の片鱗が明らかにされる。
 大雑把に書くことを許して頂けるなら居合い術というものは不意を突かれた時でも相手の初手を受け流し、次の二手が来る前に相手を切り伏せることに特化した流派ではなかろうか。インターミドルの様なルールが決められた上での「立合い」(座った状態を意味する居合いと対照的)で、しかも最初から抜き身で構えている剣術や槍術と比べると圧倒的な不利なファイティングスタイルだと思われるが、優美且つ粋な立ち振る舞いはマンガのキャラクターとしては実に絵になる。ミカヤが実戦では不利でしかない居合いの使い手という設定はこんな理由もあるのではなかろうか。
 また廃バスだろうが何だろうが大きな物でも一刀両断にしてしまう居合の名手と聞くと、やはり『ルパン三世』に登場する剣豪「石川五ェ門」を思い出さずにはいられない。鍔(つば)が無い「仕込み刀」風の外見は五ェ門の「斬鉄剣」そっくりで、ミカヤのキャラクターデザインの和装や後で出てくるサラシ姿もオマージュかと思われる。

《晴嵐》
 研ぎ終わった真新しい刀はどんな名刀でも一度は使ってみて、実戦に向けて微調整をする必要があるのはリアルの刀でも、デバイスの刀でも同じであると思われる。試し斬りの時の晴嵐はセリフもなくただの名刀しか思えないのだが……。
 
《天瞳流嵐鎧》
 ミカヤが本戦にて装備するバリアジャケット。名称こそ鎧の文字が入っているが素肌にサラシ巻き、胴着に袴が基本で、防具らしい物は腰の「草摺(くさずり)」と手甲、サラシの上のベルトぐらいしか確認出来ない。後の「Memory;24」で観戦していたジークリンデがコメントしているようにスピードを生かす為に装甲を簡略化したタイプらしく、前年度にジークリンデとの戦いで敗れた戦訓から考え出された最適解だと思われる。
 得物はメインアームである晴嵐だけではなく、脇差のようにも見える小刀を携えた二本差し。実は大小二本がセットで晴嵐ということらしいのだが、地球の日本から持ち込まれた武家の風習に忠実であるようにも見える。あと晴嵐には鍔が取り付けられ、仕込み刀風の外見からよくある日本刀風に柄に柄糸が巻かれている。鍔が付くことでバランスが変わって来ると思うのだが、レイジングハートがペンダントから杖に姿を変えるようなもので、使い勝手そのものには影響しないのかもしれない。

《ミウラVSミカヤ》
 「Memory;20」ではミウラと同じ徒手格闘型のアインハルトがボコボコにされている上に、本話前半で描写されたミカヤの実力と晴嵐の業物ぶりからして、戦う前の時点では随分と実力差があるように演出される両者。事前のトレーニングでミウラはヴィータに加え、流派は異なるが剣技に優れたシグナムともスパーリングをしているのがどう出るか。《S2》

【一言&重箱の隅つつき】
 作画の手間を考えるとキャラクターの衣装を変えるのは手間だと思うのだが、なのは&フェイトのダブルママだけは例外で毎回着せ替え人形の如く変わっていたり。ノースリーブにハイネックの「たてセタ(織り目が縦に入っているセーター)」を着こなしたなのはさんはすっかり落ち着いた母親姿が板に付いている様にも(笑)。
 ミカヤの凄まじい仕事ぶりを目の当たりにして、「それでも陛下ならきっとなんとかしてくださるよ」と念話で会話するオットーとディードの並びは、『魁!クロマティ高校』の林田と神山が「それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?」というAA(アスキーアート)にもなった有名なシーンを思いこさせる。また「~ならきっとなんとか」というセリフもクロ高と同じジャンプ作品である『SLAM DUNK』で「仙道ならきっと何とかしてくれる」の名シーンを思い起こさせるノリで、シリアスなシーンながら少し和んでしまう(笑)。原作の都築氏のコンテ段階であったネタか、それとも漫画の藤真氏が作画レベルで仕込んだネタかは不明だが意図的なパロなのだろうか?《S2》

【最終ページ・煽り文】いざ尋常に勝負!!


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2011-03-10
藤真 拓哉

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