魔法少女リリカルなのはViVid第24話~真っ向勝負!~

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シリーズ第4期「魔法少女リリカルなのはViVid」

サイネリアの聖羅夢です。本年も全力全開で「魔法少女リリカルなのはViVid」を応援します! 
それでは第24話の考察・批評・解説コーナーはじまります。

タイトル:Memory;24☆「抜刀居合」

【登場人物】15名
ミウラ・リナルディ  ミカヤ・シェベル  ヴィータ  ザフィーラ  八神はやて  シャマル
ジークリンデ・エレミア  ハリー・トライベッカ+舎弟3人(リンダ・ルカ・ミア)  
高町ヴィヴィオ  ノーヴェ・ナカジマ  高町なのは  フェイト・T・ハラオウン

ミウラとミヤカとの試合が始まる。2人のキャラを掘り下げたエピソードを交えながらミウラと八神家との出会い。ミサカとミウラの戦う理由を描いており、両者の実力を余すことなくみせた戦いぶりであった。

<天瞳流抜刀居合>
第24話のタイトルでもあるミカヤの抜刀居合。鞘に収めた状態から抜き放つ一撃の抜刀術である。
ミカヤは接近するミウラに対して、しゃがんだ状態で抜刀した。居合とは座った状態で行う技の意味であるのだが、ミカヤはミウラの等身に合わせて視線の高さを同じ位置にしている。どんな体勢からでも抜刀できるのが、ミヤカの抜刀居合なのである。
●月輪から水月へ○
ミカヤの抜刀は薙ぎ払いながら上空に放り上げ、二の太刀である『水月・二連』に繋いでいる。空中では動きが制限され、回避するための移動手段を封じることができるからだ。


<ミウラの格闘術と弱点>
#18「ライバル!」にて、アインハルトがミウラの練習を見た際、踏み込みの速さと蹴打の威力に驚愕していたのだが、ミカヤでさえもミウラの動きに対し回避しきれないでいる。飛び蹴りから拳による近接戦を基本としており、小技を用いず真っ直ぐに打ってくるところに格闘経験のなさが表れている。攻撃か防御のどちらかだけなのだ。だから動きが読まれ易いのだが、それをスピードでカバーしている。
対ミカヤ戦では、ヴィータとザフィーラの忠告を無視して突撃したのだが、斬撃を受ける覚悟で当てにいく戦法をとった。防御の後に攻撃に転じるつもりだったのだ。おそらくヴィータらの作戦は、間合いの外から、蹴りによるヒットアンドウェイ攻撃だったものと思われる。
★ハンマー・シュラーク☆
打撃力の高い鉄槌パンチはヴィータが教え込んだものであろう。拳に魔力を集中させて瞬時に打撃力を増しているか、デバイスの能力によるものなのかは定かではないが、連打で放っており、接近戦での打ち合いに有効である。

<ミカヤの格闘戦技対策と弱点>
対ジークリンデ戦の為に鍛えてきた抜刀居合術。#20「秘密特訓!」で、接近戦型に何もさせずに斬り落とす為の鍛錬をしていることが語られていた。相手の防御の上からでも切り伏せれる一撃と、間合いに入られてから攻撃を受けないための特訓を積み重ねてきたのだ。だからこそ、装甲の薄いバリアジャケットでも戦える自信があったのだ。
その反面、長刀を持ったままでの防御方法が制限される。ミウラの飛び蹴りを刀で防ぎはしたが、拳による殴打を防ぐことはできなかった。密着状態の攻撃を刀で防ぐのは難しい。ミカヤは素手で拳をブロックする防御をしていなかったことから、徒手格闘の経験はないものと思われる。先手をとることはできても、後手にまわった際の斬り返しがどこまで通じるかが、ミカヤの課題であったのだろう。


<ジークリンデの眼力>
ミカヤの抜刀居合で試合の決着が着いたと判断したハリーであったが、ジークリンデには、ミウラの防御が見えていた。ミカヤの太刀筋とミウラの動きを両方把握していたものと思われる。


<勝負の行方は……>
ミウラのスキル“抜剣”とは集束系魔法によって放つ技。集束系を十八番としているなのはは、ミウラにアドバイスしたことがあるのだろう。だから、ミウラに奥の手があることを知っていたのだ。
ミカヤの全魔力をこめた抜刀居合いの斬撃の威力が、ミウラに勝るかどうかで勝負が決まる。試合開始数分の間では、フィールドに魔力は分散しておらず、魔法戦では戦いではない為、ミカヤは魔力を温存している。ミウラが周辺から集められる魔力はほとんどなく、自身の魔力だけを圧縮することになるはずである。ミウラに膨大な魔力量があるのだとしたら、ミカヤの斬撃を上回ることであろう。


サイネリア発行「魔法少女リリカルなのはViVid5 笑顔の笑顔」より
【扉絵・煽り文】うちのミウラをよろしくな~~☆
【あらすじ】
 遂にミウラとミカヤの試合が始まる。試合開始のゴングと同時に攻めにいくミウラに対し、ミカヤは天瞳流抜刀居合で斬り伏せる。ミカヤの二連撃で大ダメージを負い、圧倒的不利の状況に追い込まれたミウラであったが、持ち技のストライクアーツ八神家流で反撃の狼煙を上げる。ミウラの出方を伺っていたミカヤは、強打の拳でダメージを負うものの、1ラウンド残り1分でLIFEポイントは8200。対するミウラのLIFEポイントは僅か850。絶体絶命のピンチの最中、ミウラは集束系魔法「抜剣」で勝負にでる。ミウラの「抜剣」に対し、ミカヤは「晴嵐」で迎え撃つべく戦闘態勢に入る。互いに磨き上げた技で全力を出し合い、勝敗を決しようとするのだった。《聖羅夢》

【解説】
ミウラとミヤカの試合に対する意気込みと、試合開始から両者の実力を余すことなく描いている。ミカヤのインターミドルに対する熱意は「Memory;23」でも描かれている。その目的は、ジークリンデ・エレミヤに勝つ事であり「Memory;20」にて、アインハルトの練習相手を引き受けたのも、対ジークリンデ戦を想定しての格闘戦技対策であったのだ。
また、本話ではミウラの過去を描き、八神家道場と出会い格闘技を始めた理由を明かしている。ミウラは自身が抱いていた劣等感を払拭し、新たな道を歩み出せたことを感謝しており、師匠から教わったストライクアーツ八神家流で自身の成長を証明するべく試合に臨んでいた。
主役キャラクター達の地区予選試合の模様が簡素化されている中、新キャラクター達の人物像を掘り下げたエピソードを交えた試合展開にする事で、キャラクター理解と感情移入をし易くさせている。その中で主役キャラクター達との関わりを示し、派生ストーリーでありながらも面白みを出しているのだ。

《天瞳流抜刀居合》
本話のタイトルでもあるミカヤの抜刀居合は、鞘に収めた状態から抜き放つ抜刀術の事である。その技の一つである「月輪」であるが、ミカヤは接近するミウラに対して、しゃがんだ状態で抜刀した。“居合”とは座った状態で行う技の意味でもあるのだが、ミカヤはミウラの等身に合わせて視線の高さを同じ位置にしている。どんな体勢からでも抜刀できるのが、ミヤカの抜刀居合なのである。

《水月・二連》
 「水月」とは、人体急所の一つである“鳩尾(みぞおち)”の場所を示している。この場所に衝撃を与えると、横隔膜の動きが瞬間的に止まり呼吸困難に陥るとされている。ミカヤは「水月」を的確に狙う為に、姿勢を低くして抜刀したのである。
一の太刀でミウラの「水月」を斬り払いながら上空に投げ、空中で落下するミウラの「水月」を二の太刀で斬っている。空中では回避行動が制限され、移動手段を封じることができる利点があるものの、ミウラの体を空中に投げられるパワーと、空中で間合いを読み、急所を斬撃できる技量がないとできない技である。

《ミカヤの格闘戦技対策と弱点》
対ジークリンデ戦の為に鍛えてきた抜刀居合術。接近戦型の格闘者を間合いに入れずに戦う事が勝利の大前提でもあった。「Memory;20」で接近戦型に何もさせずに斬り落とす為の鍛錬をしていることが語られていたことから、相手の防御の上からでも斬り伏せられる一撃と、間合いに入られてからも攻撃を受けない為の特訓を積み重ねてきたものと思われる。
長刀の「晴嵐」を使用するミカヤが二刀流スタイルなのは、密着状態で長刀が使用できない時に、短刀を所持する事で接近戦用に対する護身刀の役目を果たすからである。
その反面、居合速度を上げる為にバリアジャケットを軽量化していることから、装甲が薄くダメージの軽減能力が劣っている。ミウラの飛び蹴りを刀で防ぎはしたが、密着時に拳による殴打を防ぐことはできなかった。また、長刀では密着状態で斬る事も受けることもできず、短刀での斬り返しが避けられた後の防御が弱い一面がある。

《ミウラの格闘戦技と勝負の行方》
ミウラの格闘スタイルは、シグナムの教えである「届く距離まで近づいて斬る飛び蹴り」から、ヴィータの教えである「くっついたら鉄槌で打ち砕く拳打」に繋ぐ近接格闘である。真っ直ぐ一直線な動きは読まれ易いのだが、スピードとパワーでカバーしている。ミカヤ戦は素手vs刀の試合であり、武器の間合いの差でミウラが不利であった。ヴィータとザフィーラの忠告を無視して突撃したのは、斬撃を避けずに受ける覚悟で接近し、自身の攻撃を当てにいく戦法をとったからだ。防御の後に攻撃に転じるつもりだったのである。ヴィータとザフィーラの作戦は、間合いの外から飛び蹴りで接近し、拳打に持込むこれまでと同じスタイルの戦法であったものと思われる。
 ミウラの魔法スキル「抜剣」とは、集束系魔法で足に魔力を集中させて強化した蹴り技。ミウラに「抜剣」技があることをなのはが既に知っていたことから、過去に集束技術のアドバイスをしたことがあるものと思われる。しかし、試合開始から僅か3分間でどれだけの魔力が分散しているかは定かではない。ミカヤは魔力を放出して戦うスタイルではない為、ミウラが周辺から集められる魔力はほとんどなく、自身の魔力だけを圧縮することになるはずである。ミウラの魔力量が勝負を決める要因となることであろう。
勝負の行方であるが、ミウラの「抜剣」に対し、ミカヤは「晴嵐」で斬る対決となった。素手vs刀から、剣vs刀となったのだ。ミカヤはミウラを強者であると認めたからこそ、己の天瞳流抜刀居合で勝つことが礼儀だとして、真っ向勝負に応じたのである。《聖羅夢》

【一言&重箱の隅つつき】
《ジークリンデの眼力》
ミカヤの「水月・二連」で決着が着いたと判断したハリーに対し、ジークリンデはミウラが負けたとは思っていなかった。ミウラの斬撃防御が見えていたのだ。リングのすぐ傍で試合見ていたザフィーラも気付いてはいたが、離れた観客席にいるジークリンデの視力は並々ならぬものがある。

《ミカヤ二刀流は長刀と短刀》
月刊コンプエース掲載の「キャラクター・ファイル011」では二刀の違いが明らかである。「Memory;23」の選手入場カットでは鞘の長さを描き分けているが、本話では鞘の長さの違いが分かり辛い。刀身も長く短刀に見えないのは目の錯覚だろうか?《聖羅夢》

【最終ページ・煽り文】ミウラ-全力全開ッ!!


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