あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。第10話考察

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

タイトル「花火」

各キャラクター達の“本音”が明かされる。
めんまが死んだ日に戻って、遣り残した事を終わらせようとする超平和バスターズ
めんまの死後、止まっていた時間が再び動き出そうとしているのが本間家

今話では、めんまを成仏させたいゆきあつ達と、成仏せずにこのままめんまといたいじんたんとの心情の違いが明白であった。

あなるのじんたんへの想い
つるこのゆきあつへの想い
ゆきあつのめんまへの想い
じんたんのめんまへの想い
両想いなのはじんたんとめんまだけなのである。

あなるがじんたんへの失恋で流した涙は#8、#9に続き3話連続。今話でつるこもまたあなると同じ失恋者であることを打明けた。彼女もまた失恋の気持ちを抱き続けていたのであった。
互いの気持ちを確かめ合ったあなるとつるこ。二人が抱く想いをこれからも抱いていくのかどうかは、めんまとお別れをしてからでないと始められないのだ。
めんまが好きなのはじんたんで、じんたんもめんまが好きであることを確認したゆきあつ。自身の失恋が決定的であったことを知らされたわけだが、めんまが聞きたかったじんたんの答えを言わせたことで、めんまの心残りを解決させたと考えているようである。自身が叶わなかった恋を成就させたじんたんとめんまをこのまま見続けたくないのがゆきあつの本音なのだろう。だからこそ、めんまを成仏させたいと思ったのではないだろうか。
見ていることしかできなかったぽっぽは、自身がトラウマになっている出来事を帳消しにできるのなら……と、あの日の悲劇を起こさない為に、じんたんを呼び止め、めんまへの気持ちから逃げないようにさせたのである。
片想いの恋愛と心情面での葛藤を描く様は「放浪息子」でシリーズ構成を担当した岡田麿里さんの持ち味が現れている。

そして、めんまとの別れを心から望まないじんたん。
「花火」の打上げという企画の実行でまとまった面々だが、それぞれの心は別々の想いのようでもある……。めんまがまだ消えずに残ったのは、何か別の理由があるからなのである。


本作でのキャラクターの心情の変化を示すのに“呼び名”の違いがみられるのが特徴的である。
宿海orじんたん
安城orあなる
松雪orゆきあつ
鶴見orつるこ
久川orぽっぽ
あだ名で呼ぶ時は、キャラクターの心情が超平和バスターズの仲間であったころの気持ちに近いのである。

さらに背景描写で、命が尽きようとする蛾から死のイメージをさせ、打上げ準備の際に描かれた風に揺れる名もない花かせは、タイトルの花を連想させ重要なシーンであると認識させている。そう、思わせる演出が自然とできているのである。
極めつけは、点火の瞬間とED曲のタイミングが絶妙すぎる神演出! はまりすぎる歌詞が作品の後味と余韻をさらに感慨深いものとしているのだ。


今話のじんたんTシャツロゴは“白ネギ”と“匠の”
白ネギが意味するもの……白ネギは「根深(ねぶか)葱」であることから、根深い想いが明かされていくAパートをさしていたのではないか?
匠のが意味するもの……打上げ花火の準備を、花火職人である山さんとしていたことに関係するものと思われる。



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