魔法少女リリカルなのはViVid第27話~勝つのはわたし! ~

画像

サイネリアの聖羅夢です。いよいよコミックマーケット80です。サイネリアでは「魔法少女リリカルなのはViVid」のストーリーガイドブックを発行します。ブログで綴った考察記事を再編集・加筆した解説本でViVidの魅力を広めていきたいと思います。
それでは第27話の考察・批評・解説コーナーお楽しみください。

タイトル:Memory;27☆「勝利のために!」

【登場人物】15名
高町ヴィヴィオ アインハルト・ストラトス リオ・ウェズリー コロナ・ティミル
ルーテシア・アルピーノ  シャンテ・アピニオン
ハリー・トライベッカ+舎弟3人(リンダ・ルカ・ミア)  エルス・タスミン
オットー ノーヴェ・ナカジマ ウェンディ・ナカジマ ディエチ・ナカジマ 

ハリーとエルスとの試合に決着がつき、アインハルトとコロナの試合が開始されるまでを描いたストーリー。
ハリー、そしてコロナが“勝利のために”奮闘している。

今話で明らかになったDSAAルール「クラッシュエミュレート」により、実戦形式に近いバトルでの対戦を可能としている。魔力ダメージの大きさによって、擬似的な身体ダメージを与えるシステムを導入しているのは、通常、試合で行う魔法は物理的なダメージではない純粋魔力攻撃設定であるからである。余談であるが、「魔法少女リリカルなのは」にて、なのはの魔法は非殺傷設定であった。魔力ダメージを身体への物理攻撃ではなく、対象の魔力値に対して与えている。魔力=体力であり、魔力ダメージを負うことで魔力を消耗すると疲労が蓄積し、魔力が0になれば必然的に気絶をするのである。シャンテは、今まで行ってきたインターミドルチャンピオンシップの試合を、非殺傷設定で行っていると勘違いしていたのである。


《ハリーvsエルス》
エルスの結界を解くために、自身の右腕を犠牲にしたハリー。それは骨折と同じダメージを負った状態でもあった。第3ラウンドの状態から、エルスはハリーの負傷した右腕を重点に攻め続けていたことが分かる。ハリーは左腕のみで防御せざるをえず、その為に“強度打撲”状態にまでなっているのだ。
エルスが受けたダメージは“熱傷”。これは、ハリーの射撃・砲撃魔法を両腕でガードしたことで受けた傷である。
ただ、ボディ蓄積ダメージはエルスの方が多いいことから、防御しきれずに受けたダメージが多いことを物語っている。
~結界魔導師必勝パターンを覆したハリー~
左腕・両足・ボディへの拘束魔法を決めたエルス。間合いもあき、身動きとれない状態のハリーであったのだが、拘束されていない箇所の“口”と“骨折した右腕・右拳”を使うという発想が、エルスにはなかった。しかも、鎖に繋がれた状態を利用して引き寄せるハリーの荒業に、痛くて使えない右腕・右拳を使った魔力付与のパンチは、男勝りの戦法であった。『魁!!男塾』・『修羅の門』に登場するファイターを彷彿するハリーの喧嘩流が、エルスを撃破! ヴィクトーリアのようなエレガントさがないことから、野蛮で下品な戦いと酷評するであろうが、ハリーを評価する言葉を表すなら、「闘魂」が相応しいであろう。

《アインハルトの寝室》
これまでアインハルトが自室にいるシーンが描かれたのは、#7「はじめまして」と#20「秘密特訓!」
#20ではトレーニンヴウェアーのような服装であるものの、#7と本話での寝間着姿は、ノースリーブで下着丸出し状態である。私生活では質素感のあるアインハルトであった。
ティオ用の玩具が、猫まっしぐらと云わんばかりで愛らしい。猫の習性を真似した動きは高性能の表れか(笑)

《アインハルトとコロナ》
●エリートクラスでの成績●
アインハルト
一回戦 1R KO #25にて描写
二回戦 1R KO 試合結果のみ

コロナ
一回戦 2R KO #25にて描写
二回戦 ?R KO 試合結果のみ

コロナはゴーレム創成までの間の試合展開で、流れをつかみながらの試合運びであった為に、即効でのKO勝ちは難しかったものと思われる。コロナの弱点は、#20「秘密特訓!」 にてオットーが指摘した「創成阻止」と「操者狙い」であった。アインハルトはこの弱点を突き、試合開始と同時に覇王空破断でコロナを狙ったのである。
だが、オットー・ノーヴェとの特訓で、自身の弱点を補う為の魔法対策を練っていたのである。筆記テストで学年一位の成績をがあることからも、知識と発想でオリジナルの理論をだし、魔法に結び付けていく能力があるのだ。そして、格闘技とゴーレム創成とを合わせるという新スタイルの魔法を創ったのである。ゴーレム創成にかかる時間を大幅に短縮し、部分的に創り出したゴーレムを中距離攻撃用として相手に叩き込んだのだ。
予期せぬ攻撃に先手をとられたアインハルト…鉄壁スカート(#13「マッチアップ・デュエル」にてチラ見せはあった)も崩され、防御の上からでも衝撃でめくれるほどであった(笑)
前話と今話では、コロナの決意と試合への意気込みを多く描いてきた。対するアインハルトの心理描写は少なめであったのだが、コロナをライバルと認めて戦う決意をするのか? 逆転の可能性はあるのか? アインハルトの視点で描かれることも期待する。


<インターミドルチャンピオンシップ対戦表>
地区予選 エリートクラス会場
【1組】
アインハルト・ストラトスvsコロナ・ティミル ←試合開始! 
              ↓
           勝者vsジークリンデ・エレミア 
【4組】 
高町ヴィヴィオvsミウラ・リナルディ 

【5組】
エルス・タスミンvsハリー・トライベッカ(勝者)
          ↓
  ハリー・トライベッカvsリオ・ウェズリー  

【6組】
ヴィクトーリア・ダールグリュン  
シャンテ・アピニオン

【10組】
ルーテシア・アルピーノ 
ファビア・クロゼルグ


サイネリア発行「魔法少女リリカルなのはViVid5 笑顔の笑顔」より
【扉絵・煽り文】勇気を拳に! 決意を胸に!! いざ、闘いの舞台へ-!!
【あらすじ】
 ハリーの砲撃魔法で大ダメージを負ったエルスは、強度打撲したハリーの右腕を重点に攻め続ける。対するハリーは射撃・砲撃魔法で試合をリードするも決定打を与えられないでいた。
そして迎えた第3ラウンド。「クラッシュエミュレート」により右腕・右拳共に骨折状態で闘うハリーは、エルスに「4連バーストバレット」を決め試合を決定付けるが、隙を付かれ左手・両足を封じられてしまう。エルスの反撃に為す術なしと思われたハリーであったが、想定外の行動でエルスをKOするのだった。
 その夜、アインハルトとの試合を明日に控えたコロナは、勝利のために自身で編み出した技をノーヴェに披露する。その技を危険視するノーヴェであったが、コロナの強い想いを汲み最後の調整を行うのだった。《聖羅夢》

【解説】
第3ラウンド迄もつれたハリーとエルスのプライムマッチとアインハルト対コロナの試合開始直後迄のストーリー。“勝利のために”奮闘している選手達の姿を描いている。
ハリーに雪辱を果たすべく試合に臨んだエルスであったが、ハリーにとって因縁の対決となるのは、都市本戦でのヴィクトーリア戦であるものと思われる。ハリーの好敵手としてエルスが役不足なのは否めないが、都市本戦出場者21人中8位の実力者であり、ハリーと互角に第3ラウンドまで戦い抜いたのは見事であった。

《クラッシュエミュレート》
今話で明らかになったDASS試合ルールであるが、身体に与えるダメージを擬似的に体感させることで、実戦形式に近いバトルを安全に行う事を目的としたシステムである。
 『魔法少女リリカルなのは』では、物理的ダメージを伴わない「純粋魔力攻撃設定」と物理ダメージを与える攻撃設定を任意に行っていた。通常は殺傷効力のない「純粋魔力攻撃設定」で魔力を使用しており、魔力ダメージを対象の魔力値に対して与えている。魔力=体力であり、魔力を消耗するごとに疲労が蓄積していき、魔力が0になれば必然的に気絶をするのである。
「クラッシュエミュレート」を知らなかったシャンテは、お互いに「純粋魔力攻撃設定」で試合をしていると勘違いしていたのである。

《クラッシュエミュレートから見る試合の流れ》
「Memory;26」で、ハリーはエルスの拘束魔法を解く際に自身の右腕を負傷したのだが、1&2ラウンドのインターバルでも「クラッシュエミュレート」が回復しないまま試合を続行している。エルスはハリーの射撃・砲撃魔法を金属環で相殺、もしくは腕でガードして大ダメージを防いでいるものの、その代償として両腕に熱傷を負っている。第3ラウンドでエルスのボディ蓄積ダメージが87%であったことから、ハリーは射撃一辺倒ではなく、積極的に近接戦でボディダメージを与えていたようである。但し、ハリーは右腕骨折を二箇所、さらに右拳骨折の「クラッシュエミュレート」が発生しており、エルスがハリーの負傷した右腕を重点に攻め続けていたことが分かる。また、ハリーの左腕が強度打撲状態になっていることからも金属環攻撃の打撃力が高いことを物語っている。ハリーもボディ蓄積ダメージが回復しておらず、近接戦での撃ち合いではエルスの攻撃を防御しきれていなかったようだ。

《インターバルでの回復》
第3ラウンドにおける両者の状態だが、トータルダメージはハリーの方が1600ポイント少ないものの、残りLIFEポイントはエルスの方が590ポイント多い。エルスはハリーより1&2ラウンドのインターバルで回復したLIFEポイントが多いのだ。まさか、ハリーが“本当に治療と回復をせず”に試合をしていたとは思えないが、インターバルの使い方と手当てによる回復が試合を大きく左右することになるであろう。

《エルスの敗因考察》
エルスの規律を守るまじめで思考型な性格と独自のスタイルで規律に捉われないハリーの感情型な性格の違いが勝敗を分けている。エルスの常識では、ハリーの左手・両足・ボディを拘束した事で勝利は確定であった。拘束されていない“口”と“骨折した右腕・右拳”を使って戦うことは論外だったのである。痛みよりも勝利のために行動するハリーの強い気持ちが勝利を勝ち取ったと言える。ハリーを評価するなら「闘魂」が相応しい。

《先手必勝はコロナ》
アインハルトの初手は、「Memory;22」でオットーが指摘した「創成阻止」と「操者狙い」であった。コロナの先手攻撃が成功したのは、ゴーレム創成が試合の前提となると予測していたアインハルトの思考を読んでいたからである。筆記テストでは学年一位の成績があることからも、知識と発想でオリジナルの理論を出し魔法に結び付けていく能力があったと思われる。そして、自身の弱点を補う為の対策として、格闘技とゴーレム創成とを合わせるという新スタイルの魔法を創ったのである。《聖羅夢》

【一言&重箱の隅つつき】
《無流派近接射砲撃型》
 ハリーが使用した「4連バーストバレット」は、拳に炎熱魔力を付与するのと同時に拳の周囲にも火玉魔力を発生させ一度に連打を浴びせる技である。バレットが対物狙撃銃である「バレットライフル」に由来した名称であることからも火力の高さが伺える。対人射撃においては1.5km先の敵兵を狙撃したとされる逸話もあり長距離狙撃に適しているが、発射煙量が多いことから連射が困難な作りでもある。ハリーは炎熱変換資質の魔力を利用し、単発ではなく同時多発打撃で追加ダメージを与えており、一発屋だけではないスキルも持ち合わせている。射砲撃魔法を遠距離で使用せず、近距離射砲撃として使用するところがいかにも無流派らしい闘い方である。

《アインハルトの寝室》
これまでアインハルトの自室が描かれたのは、「Memory;7」と「Memory;20」。寝間着姿はノースリーブで下半身は下着丸出し状態であることが今話で確定となった。私生活では質素感のあるアインハルトであるが、ティオにはじゃらし遊びの玩具を揃えてやっている。モチーフは豹なのだが、猫の習性を真似した動きを可能としたAIシステムを仕上げたはやては天才である(笑)。《聖羅夢》

【最終ページ・煽り文】覇王を圧倒- 進撃のゴーレムマイスター!!







ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック

魔法少女リリカルなのはViVid第10話考察
Excerpt: 【タイトル】Memory;10「勝利のために!」
Weblog: サイネリア~わたしのひとりごと~
Tracked: 2015-06-07 23:54