輪廻のラグランジェ 第5話～裏切りの行為 ～

第５話「鴨川に来た男」

アバンはランの幼き日の思い出。兄がいるようですが、なにやら事情を抱えており深刻さが伺えます。決してドジっ子なだけではないという前話のフォローでしょうか（笑）。
そして冒頭での椅子の並び方が、まどか、ラン、ムギナミの３人の関係を意味していそう。
青、黄色、緑の椅子ですが、ランとムグナミの髪の色から、青と黄色に区別できますね。そして、それぞれが乗るウォクスのカラーでわけられもいます。「輪廻のラグランジェ」のタイトルカラーが緑、青、黄色のグラデーションであることも、３人を主役にした物語であることを意味していそうですね。
ランとまどかが向かい合った中で、崩れているムギナミを意味しているようです…。

そしてまさに本話では目まぐるしい展開でした！
“鴨川に来た男”とは、ムギナミの仲間で、ランと敵対関係にある組織の者でした。ムギナミを上げて、落とす扱いの急展開…ムギナミをどうみれば良いのやら……。

ムギナミの行動目的は、自分の組織の為でした。ランを丸め込み、まどかの信頼を得ていきますが、それは、その行為に悪意がないからでした。喜びと楽しさのある日常を共に過ごしたいと思う気持ちに嘘はなかった。
ランがムギナミを警戒したのは、笑顔の裏にある素顔が別の顔であると感じたからではないだろうか。

ランのドジっ子イベントはお約束（笑）。ランは純情すぎる事が魅力でもあり、短所でもあります。
ムギナミの行為が、まどかを欺くことになると知った時、本気で怒りました。過ごしてきた時間の間に築いてきた関係を簡単に壊そうとしたからです。

まどかが知ったムギナミの本心。戦争が始まるまでの関係と割り切っていたことで、仲間意識がないことを知ったのは、ショックであっただろう。
さらに、ヴィラジュリオがしたムギナミに対する仕打ちは、仲間に対するものではなかった。仲間を傷つけることが大嫌いなんですね。


エンドカードはまたしてもラン！　今話の笑い所もランがもっていきました。

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