けいおん!! 第20話批評・解説

【タイトル】「またまた学園祭!」
作   画 :10(笑って泣いて、安らかな寝顔のヒロイン達)
ストーリー :10(ライブ後のエピソードでヒロイン達の本心を語らす神シナリオ)
演   出 :10(HTTTシャツで一体感を演出したさわちゃん)
軽 音 楽:10(1・2・3・4・ゴハン!)
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出番だよ、ギー太! 
シリーズ集大成の1話であった。
ライブ本番前を前話でしっかりと描いていた伏線が、さわ子の衣装という伏線を本話で十二分に発揮させており、
ライブに情熱を燃やす青春、そしして祭りの後の脱力感と沸き起こる想いまでを描ききっていた。
新曲を聴かせるのが狙いではなく、放課後ティータイムにとってどんな意味をもったライブだったのかを視聴者に伝えたいというテーマがしっかりとしていた。

ライブを成功させるというよりも、仲間と会場の観客達と共に楽しめたこと。失敗しないようにという想いで演奏するのではなく真っ白になるくらいにやり切ったことが、最高に楽しいライブにしたのである。
クラスメイト オカルト研……モブキャラ達が背景ではなく、軽音部を応援するキャラクターとして存在感を出していたこと。放課後ティータイムと観客との間が零になっているからこそ感じられる一体感。モデキャラ達をぞんざいに扱わずに描いてきたシリーズだからこそなせるのである。

唯のMCから澪 律 紬 梓 そして唯にかえってくるやり取りだけでなく、さわ子 和 憂 らもその輪の中にいる。放課後ティータイムを支えるキャラクター達がこうして集まり、唯達を応援していることを改めて感じさせた。

軽音部の日常を描くストーリーに軸となるヒロインはいても、主役はいない。みんなが主役でもあるからだ。
しかし今話は軽音部を主役としている。観客側から見た彼女達は主役であり、主役が活躍する場が用意されたステージがストーリーの中心となる場所であったからだ。
そしてさらに用意された彼女達のストーリーにふさわしいのが部室であった。

【~高校でやる学園祭はもうない……】
紬の足のバタバタから号泣させたことに、2期シリーズの紬がここにいることを強く印象づけさせる。これまで経験したことのない事を達成していく紬のエピソードが各話に散りばめられてきたことで、大人びた風格と子供っぽい好奇心をもっていることが分かる。だからこそ、駄々をこねる役も紬が最適であったのだ。ずっとこのまま彼女達を見続けていたい。けれども、二度とない高校生活・部活動の時間、過ぎていく時間と共に得ていくかけがえのない仲間との思い出がどれだけ大切なものなのかを知ることも大事なテーマである。彼女達との時間を共有することの喜びを視聴者も感じることができるのではないだろうか。

【梓は強い子】
先輩達との最後の学園祭ライブ。これからも、来年も、みんなとライブをしたい想いは唯達と同じはず。でも梓はその事を口に出すことはない。卒業する先輩達を送り出すことが梓の役目であるからだ。最高のライブを先輩達とした喜びの方が大きいのである。そして先輩達が築いてきた軽音部を託される梓は、来年新たな部員達とライブを成功させなければならない。弱音を吐いてはいけないのである。

【憂の後ろにいた人物は……】
唯の両親! それともステージにいるのが自分の姉であることを自負したかった? 親の存在をストーリーから切り離している為、真相は分からないが、原作でようく登場させた後だけに、スタッフによる粋な計らいであるかもしれない。


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