異国迷路のクロワーゼ The Animation 第07話感想~クロードと少年を動かした湯音の真心~

タイトル「天窓」

作    画:9(少年の気持ちを台詞ではなく描写で表している)
ストーリー:10(湯音の居場所はここある)
ご奉公度 :7(湯音の思考が理解できなかったクロードだが……)
萌    え:6(初ビズの相手は……)



クロードの富裕層に対する嫌悪と浮浪児に対する差別とは対照的な湯音の分け隔てない接し方が印象的であった。
湯音の思考は「性善説」に近く、第5話で盗みを働かした少年の罪を許そうとしたのだが、クロードにとっては、自分が守りたい「ロアの歩廊」に害なす人を敵視することは当然のことで、たとえ子供であってもその存在は悪であるという認識であった。

現実的に見れば、浮浪者に肩入れしようとする湯音の行動は理不尽であり、何の利益もないことである。
湯音が浮浪児を通して見ていたのは自分自身であり、家族がおらず一人で生きていくことの困難さを共感したのである。だから湯音は相手の気持ちを考え、損得勘定を抜きにした行動ができたのである。

浮浪児が湯音に対して抱いたのは、母性的な優しさなのではないだろうか。極めつけはビズをしたことで、ハートキャッチしてしまったことであるが(苦笑)

アリスから湯音 湯音から浮浪児 クロードから湯音への初ビズとなったわけだが、湯音とアリスとの友好関係が上々の仲になっていることは、前話でのエピソードからも想像がつき、アリスがごくごく自然にビズを湯音に求めたことは理解できる。湯音が浮浪児にしたビズは、浮浪児に対して敬意を表したものである。「私はもうあなたと会うことはできないけれど、あなたはこれから先、一人ぼっちではないからね」という気持ちを込めてお別れしようとしたのであろう。
湯音の気持ちが分からなかったクロードであったが、病気で苦しんでいながらもクロードにもらった絵本を離さずに持っていようとした湯音の姿を見て、ようやく湯音にとって何が大切かを知ったのである。このとき、クロードの頭の中には、湯音を日本に帰すという案は廃案となっていたことであろう。原作漫画では医者に診てもらうことはなかったのだが、アリスに頭を下げて医者に往診をさせたクロードの行動は、湯音を心配するクロードの気持ちがこの上なく表れている。

浮浪児が花屋から盗まず、自分の手で花を摘んだことも、湯音の心が伝わった証である。
湯音に盗むことの行為についての非を教えられたことから、盗んだ花を贈っても湯音は喜ばないことが分かったのである。だから、自分で探して自分の手で用意した。それは湯音の気持ちを裏切りたくないからでもある。

湯音の心が伝わり、通じ合っていく心温まるストーリー。家族として迎え入れられていることを実感した湯音の幸せ顔に今話も癒される。


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