CLANNAD ~AFTER STORY~ 第19話

【タイトル】「家路」
作  画  :10(風子、復活!)
ストーリー :10(古河夫妻と父の想いを受け止めた朋也)
演  出  :10(挿入歌『ana』の効果と朋也と汐を見守る渚の写真にウルウル)
家  族  :10(早苗さんごくろうさま、そして直幸と家族に戻った朋也)
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【批評・感想】
親子の絆を強くした朋也と汐、アバンまるごと流れる挿入歌の『ana』で前話の引きをそのまま引き継がせている。
原作では朋也かせ汐に渚の事を語るトーンから、古河家に帰ってきてからの間に流れていた挿入歌であるだけに、ゲームの雰囲気そのままの演出であった。

秋生と朋也の対決は、汐の育て親のバトンタッチを意味するものでもある。朋也に父としての覚悟がどれだけあるのかを野球の勝負という形で秋生は見抜きたかった……かどうかは定かではないが(笑)、秋生との勝負に勝った朋也を見る汐のまなざしが、パパを誇らしく思っているようで愛らしい。
秋生と早苗が汐を育てる役目を終えた時、やっと2人も渚を失った悲しみに泣くことができた。朋也や汐の前では決して見せない弱さがあることを初めて知ることになるのだが、早苗の内面の脆さを受け止める役目を秋生がしっかりしているからこそ、2人はこれからも共に前に進む事ができるのである。

朋也と風子の邂逅であるが、1期で出会った時のようなやりとりを見せてくれる朋也と風子に安心する。
OPで幼児を抱きしめている少女のシーンだが、これは汐を抱きしめている風子であることがようやく判明する。

7年ぶりに実家に戻った朋也が見たのは、自分を育てることに全てを費やした父の姿であった。そして何もかも失った父の弱さや脆さも含め、朋也は父に感謝していた。1期の時に見た父はもうそこにいなかったのである。
朋也の記憶に甦る父の姿が白黒から色鮮やかに映ったことで心情の変化を表し、今まで見えなかった、知りえなかった父の愛を感じさせる。直幸が「朋也くん」ではなく「朋也」と呼んだことが2人の関係を象徴しており、子から父への想い、父から子への想いが凝縮されている。朋也は直幸が背負ってきた家族の想いを受け継ぎ、父を故郷へと送り出した。そこには自身が汐を育てていく誓いと覚悟を父に約束したようにも思える。

【一言&重箱の隅つつき】
光の玉が13個。光の玉が朋也の中に吸い込まれていくのを見た汐であるが、これまでストーリーの中で光の玉を見たことがあるのは朋也と汐だけである。この伏線が最終回までに明らかにされることを期待したい。
EDに歩いて登場する人物に直幸が新たに加わっている。
原作では朋也が父に会いに言った日、汐を古河家に預けている。汐と共に父に会いに行ったことで、自分の父がどんな親で、自分がどれだけ愛されていたかを汐にも知って欲しかったのであろう。どれほど堕落していようと汐に会わすことを恥じなかったのは、朋也が父のことを理解し、全て受け入れることができたからである。

【今話の名台詞】
「いつのまにか……やり終えていたのか……」(直幸)
朋也の為に人生を捧げた父は立派です。

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