戦場のヴァルキュリア 第10章
【タイトル】「吹雪の夜」
作 画 :10(ウェルキンに迫るアリシアに胸キュン)
ストーリー :9(非情な戦争を描く)
演 出 :9(趣向を凝らしたAパートとBパート)
燃 え :8(恋情に燃える展開も……ウェルキンの意気地なし)
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【批評・感想】
Aパートでアリシアとウェルキンの人間性を深く描き、2人の距離が近づく様を描いている。
それぞれの生い立ちを語ることで、互いに知らなかった部分を見せ合っており、心の触れ合いを感じさせる雰囲気であった。
アリイアがスカーフを解いた姿は初めて? 兵士である前にパン職人であるアリシア。義勇軍であるからこそ、軍人になりきれないところがあるのかも知れないが、ウェルキンはそんなアリシアのことを快く思っている。好意的にとれる言葉を初めてウェルキンがしたからであろうか、アリシアがウェルキンをさらに求めようとする仕草はドキドキ……。鈍感なウェルキンも場の雰囲気を感じ取っていたのだが、女性にここまでさせておいて知らん振りだと、傷付きますよね(笑)。でも、アリシアが笑っていたことから、ウェルキンの人柄を理解しており、その通りの反応であったことが伺える。
そんな2人の雰囲気もBパートで一転。アバンでのシーンに戻り帝国軍の兵士と交えての緊張感が漂う。敵軍同士であるが故に分かり合うことよりも、生きるか殺すかの選択を余儀なくされるるのが戦争である。ウェルキンと帝国兵との遣り取りでは、牽制し合い互いに壁を作るだけであったが、アリシアは違っていた。兵士であり、パン職人でもあり、そして1人の人間でもある。人種も国も宗教も関係ない、人間同士であることの言葉がどれだけ深いことであろうか。争うのではなく、共に生きる姿勢を貫くところにアリシアの強さと魅力を感じさせるのであった。
帝国軍兵士のミヒャエルも、兵士であり、農家でもあり、そして1人の人間であったことに気付く。何かが間違っていた。アリシアにはっきりと“悪いのはこの戦争よっ!”と言わせるところが良かった。
ミヒャエルに同情したアリシアの人間らしさに触れたことにより、敵同士から人間同士になったのである。だから、ミヒャエルはアリシア達を殺せなかった。1人の人間として遺言も託せたのである。
次回予告のイーディであるが、彼女の不満はごもっとも。監督さん、他のヒロイン達を背景にしないで下さいね。
作 画 :10(ウェルキンに迫るアリシアに胸キュン)
ストーリー :9(非情な戦争を描く)
演 出 :9(趣向を凝らしたAパートとBパート)
燃 え :8(恋情に燃える展開も……ウェルキンの意気地なし)
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【批評・感想】
Aパートでアリシアとウェルキンの人間性を深く描き、2人の距離が近づく様を描いている。
それぞれの生い立ちを語ることで、互いに知らなかった部分を見せ合っており、心の触れ合いを感じさせる雰囲気であった。
アリイアがスカーフを解いた姿は初めて? 兵士である前にパン職人であるアリシア。義勇軍であるからこそ、軍人になりきれないところがあるのかも知れないが、ウェルキンはそんなアリシアのことを快く思っている。好意的にとれる言葉を初めてウェルキンがしたからであろうか、アリシアがウェルキンをさらに求めようとする仕草はドキドキ……。鈍感なウェルキンも場の雰囲気を感じ取っていたのだが、女性にここまでさせておいて知らん振りだと、傷付きますよね(笑)。でも、アリシアが笑っていたことから、ウェルキンの人柄を理解しており、その通りの反応であったことが伺える。
そんな2人の雰囲気もBパートで一転。アバンでのシーンに戻り帝国軍の兵士と交えての緊張感が漂う。敵軍同士であるが故に分かり合うことよりも、生きるか殺すかの選択を余儀なくされるるのが戦争である。ウェルキンと帝国兵との遣り取りでは、牽制し合い互いに壁を作るだけであったが、アリシアは違っていた。兵士であり、パン職人でもあり、そして1人の人間でもある。人種も国も宗教も関係ない、人間同士であることの言葉がどれだけ深いことであろうか。争うのではなく、共に生きる姿勢を貫くところにアリシアの強さと魅力を感じさせるのであった。
帝国軍兵士のミヒャエルも、兵士であり、農家でもあり、そして1人の人間であったことに気付く。何かが間違っていた。アリシアにはっきりと“悪いのはこの戦争よっ!”と言わせるところが良かった。
ミヒャエルに同情したアリシアの人間らしさに触れたことにより、敵同士から人間同士になったのである。だから、ミヒャエルはアリシア達を殺せなかった。1人の人間として遺言も託せたのである。
次回予告のイーディであるが、彼女の不満はごもっとも。監督さん、他のヒロイン達を背景にしないで下さいね。
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