魔法少女リリカルなのはViVid第6話~伝えたい想いがあるから~

サイネリアの聖羅夢です。魔法少女リリカルなのは第4期がついに始動!
その考察・批評・解説です。
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【扉絵・煽り文】握った拳に思いをのせて 
【タイトル】Memory;06 ☆「本当の気持ち」
【登場人物】
高町ヴィヴィオ   アインハルト・ストラトス コロナ・ティミル   リオ・ウェズリー        
ノーヴェ・ナカジマ スバル・ナカジマ     ティアナ・ランスター チンク・ナカジマ
ディエチ・ナカジマ ウェンディ・ナカジマ   オットー ディード  高町なのは

【あらすじ】
 ヴィヴィオとアインハルトを引き合わせる為のセッティングをするノーヴェだが、2人の出会いを見守ろうと、スバルやティアナ、ウェンディ、ディエチにオットーとディードまで集ってしまう。自身と同じ虹彩異色である格闘技仲間に興味を持つヴィヴィオとは裏腹に、覇王として対面するアインハルト。ノーヴェの計らいにより、スパーリングで拳を合わせる2人であるが、アインハルトはヴィヴィオが覇王として戦う聖王女ではないことを悟る。かつてない強者との出会いに喜びを覚えるヴィヴィオであったが、アインハルトの態度は冷めたものであった。ヴィヴィオのたっての願いにより、練習試合として再戦の約束をするアインハルト。ヴィヴィオは自分の気持ちを伝えるべく、早速特訓を開始するのだった。《聖羅夢》

【解説】
ヴィヴィオとアインハルトを主人公とし、聖王女オリヴィエと覇王イングヴァルトの過去を織り交ぜたストーリー展開であった。アインハルトがヴィヴィオと出会う迄の心情を回想シーンで捕捉しており、前話でアインハルトがノーヴェと遣り取りした伏線を解消している。
《聖王女と覇王》
 ヴイヴィオの母体となる『聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』であるが、本話で彼女の人物像に少し触れている。覇王と聖王の関係であるが、互いの武技をぶつけ合った好敵手といったところであろうか。覇王イングヴァルトが目指した天下統一は、覇業によって平和をもたらす事であったのだが、永く続いた古代ベルカの戦乱の時代を終結に導いたのは聖王であった。なぜイングヴァルトはオリヴィエに勝てなかったのか? 覇王の記憶を受け継いでいるアインハルトはまさに生き証人であり、いずれ彼女から歴史の真実が語られることであろう。
 今話で張られた伏線であるが、覇王が救えなかった“彼女”とは? “聖王女”の事であるならば、聖王オリヴィエの身に起こった悲劇に際し、覇王イングヴァルトは彼女を守る事ができなかったことになる。
《アインハルトが思いのたけを打ち明けたのは……ノーヴェ》
覇王の記憶と体、そして“後悔”を受け継いだアインハルトは、救われない想いを抱きながら生きている悲しみの少女であった。ノーヴェに自身の過去と背負っている宿命を打ち明けたのは、格闘家同士として共感する想いを感じたからに他ならない。拳を合わせたからこそ、語らなくても通じる思いがあるのである。ヴィヴィオから受けた再戦の返答をノーヴェに仰いだことからも、聖王絡みの件は彼女に一任したと思われる。
ノーヴェがアインハルトをヴィヴィオに引き合わせたのは、アインハルトが背負う覇王の想いをヴィヴィオなら受け止めることができると信じたからである。現時点ではノーヴェがアインハルトの一番の理解者であり、言葉で語るより手合わせで語り合うことを勧める辺り、立派に「魔法少女リリカルなのはスピリット」を継承している。
《ヴィヴィオとアインハルトの初めての出会い》
 人見知りしないヴィヴィオからは仲良しになりたいオーラが溢れ出している。一方のアインハルトであるが、交わした握手に自然と力が入っており戦闘態勢で臨んでいた。
《ヴィヴィオのストライクアーツ》
 軽快なステップを踏みながら、素早い踏み込みで懐に飛び込みパンチングの連打。前に踏み込むことで打撃力を増加させている。また軸足が安定している為、廻し蹴りの後も姿勢を崩す事無く連続してパンチングを繰り出している。
《アインハルトのカイザーアーツ》
 構えと同時に発動する古代ベルカ式魔法陣。接触した相手に直接魔力を叩き込むのがベルカ式の基本である。ヴォルケンリッターと同じく個人戦闘に特化した戦い方であった。
 ヴィヴィオに先制を許すものの、パンチングは全てブロックし、廻し蹴りも見切っている。ヴィヴィオの動きを完全に捉えていたのだ。手の平全体による打撃で魔力を叩き込んでおり、掌底ではなく掌打による技でヴィヴィオを吹っ飛ばしているが、防具を付けていない胸部でありながらも身体へはほぼノーダメージであった。『魔法少女リリカルなのは』時代から、なのはの魔法攻撃は純粋魔力攻撃設定で物理的ダメージの無い魔法であったが、アインハルトも魔力を任意でコントロールしている。高度な格闘技術をもっている証である。
《すれ違う心》
アインハルトはヴィヴィオとの戦い方で彼女の技と心を理解したものの、聖王であって覇王の記憶に残る聖王でないヴィヴィオに、覇王として生きる自分との違いを痛感する。ヴィヴィオに覇王の拳を向けるべきではないと悟ったからこそ、親睦を深めようとしなかったのである。それは、“本当の気持ち”をぶつけたくないと思うアインハルトの優しさでもあった。  
ヴィヴィオがアインハルトに感じたものは、真剣に向き合いたい気持ち。負けた事が悔しいのではなくて、不快な思いをさせた事を悔やんだのである。自分のストライクアーツが趣味と遊びだけでないことも含めて、アインハルトに高町ヴィヴィオの “本当の気持ち”をぶつけたいと思うのであった。スパーリングの後、気まずい空気のままであったことは、コロナ・リオ・ディエチ・ウェンディらの表情からも一目瞭然である。恐らく一言も話をしなかったであろうヴィヴィオとアインハルトに対し、2人の仲を取り持つノーヴェは姉のスバルに似てお節介焼きな性格であり、姉御肌となってヴィヴィオとアインハルトを支えている。《聖羅夢》

【一言&重箱の隅つつき】
ヴィヴィオとアインハルトの初対面だが、ヴィヴィオ視点でのアインハルトの背景は、薔薇でも百合でもなく三つ葉であった。意味深な心理描写である。ディエチが期待した聖王と覇王の“ロマンチックな出逢い”であるが、運命の巡り会いから2人は互いに惹かれあって……といった展開を期待したのであろう。見事なまでの女子組メンバーであるが、皆でガールズトークに花を咲かせる日がくるのが楽しみである。
夕食時にヴィヴィオが気落ちしている事を察したなのは。愛する娘の事はお見通しであり、母親の貫禄と優しさでヴィヴィオを見守っている。ノーヴェがなのはに覇王の存在を知らせているかは不明であるが、なのはが2人の問題に立ち入る事はないであろう。ヴィヴィオの決断を尊重し、自主性を促すはずである。
アインハルト、ノーヴェ、スバル、ティアナによる夕食であるが、スバルのお皿に盛り付けられた量が半端じゃないのはご愛嬌。一人暮らしであろうアインハルトの食生活も気になる所である。《聖羅夢》

【最終ページ・煽り文】本当の気持ちが、届くように。

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