今期終了アニメ(9月終了アニメ)を評価一覧」

サイネリアの聖羅夢です。『ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人』にて企画された「今期(9月終了アニメ)を評価してみないかい?14」に参加しました。 企画の詳細はこちらです http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5465.html
日常 ストーリー:3点 キャラクター性:4点 画:3点   演出:4点 音楽:2点 総合的評価:3点 合計:19点 動きのOPアニメーションは流石京アニといったところで、各キャラクターの個性がよく表現されている。「日常」であっても、「らき☆すた」のような日常の高校生ライフとは趣が異なる「非日常」的なストーリーであるのだが、キャラクターの個性はしっかりと使い分けされており、キャストの演技力に評価したい。各話ごとに担当する予告ナレーションが豪華キャストであり、見所でもあった。
花咲くいろは ストーリー:5点 キャラクター性:5点 画:5点   演出:3点 音楽:4点 総合的評価:5点 合計:27点 主人公緒花の成長物語かと思いきや、祖母・母・娘の三人の生き方も物語の根幹となり、家族の絆もテーマとした作品であった。しかしながら、喜翆荘を舞台とした日常である為、学園パートがほとんどないまま描かれた修学旅行・文化祭回は失敗であった。2クールからは緒花以外のキャラクターエピソードを交えてのストーリー展開であったわけだが、“喜翆荘の人々”を描いたにすぎず、ラストになってようやく物語の結末と未来へと続く物語が示された感がある。
花咲くいろは 9 [Blu-ray]
ポニーキャニオン
2012-03-21

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神様のメモ帳 ストーリー:2点 キャラクター性:4点 画:3点   演出:2点 音楽:2点 総合的評価:1点 合計:14点 アリスのヒロイン性が一押しするほど際立っておらず、ラストは彩夏にもっていかれた感がある。 ニート探偵と仲間達が、この先もニートでいることが良いものかどうかの疑問もあり、彩夏と鳴海の関係が曖昧なままラストを迎えてしまい、恋愛要素的な見所は、アリスのデレのみであった。
異国迷路のクロワーゼ ストーリー:5点 キャラクター性:5点 画:5点   演出:5点 音楽:5点 総合的評価:5点 合計:30点 湯音がパリに来て成し遂げたかった事を描いた物語。日本とフランスの文化の違いを上手くストーリーに盛り込んでいる。最終話のエンディングで描く後日談はよく使われる演出であるが、その内容がまさか毎話観ていたOPの出来事であったとは……この演出にはしてやられました(笑)。
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第5巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー
2012-01-25

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うさぎドロップ ストーリー:5点 キャラクター性:5点 画:4点   演出:3点 音楽:3点 総合的評価:5点 合計:25点 子育てアニメと云えば「ママは小学4年生」が記憶に残る。この作品が放送されたのはもう19年も前のことであったが……学生視点から見ていた「ママは小学4年生」と違い、より現実と向き合える年齢になったこともあり、感情移入がし易い作品であった。大吉~! 貴方って本当に尊敬に値するよ!
うさぎドロップ 【初回限定生産版】 Blu-ray 第4巻
東宝
2012-01-27

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NO.6 ストーリー:2点 キャラクター性:4点 画:5点   演出:3点 音楽:2点 総合的評価:1点 合計:17点 政府の陰謀が渦巻くストーリー展開に「光と水のダフネ」を彷彿した評者であった。だが、なぜこうなった? と思わざるを得ない原作改変で支離滅裂の展開となったことは残念で仕方ない。特に原作では老から託されたチップが重要アイテムとなるのに壊しちゃ駄目でしょと突っ込まずにはいらない。本作品が初監督となった長崎健司氏にはこれからもっと勉強してもらいたい。
BLOOD-C ストーリー:2点 キャラクター性:5点 画:3点   演出:3点 音楽:5点 総合的評価:3点 合計:21点 首謀者文人の勝ち逃げ的結末で、続きは劇場版……。古きものを操り、小夜を実験体として用意した舞台で行われてきた数々のエピソードがTVシリーズとなったわけだが、役者・エキストラらの扱いが使い捨て道具と同じ存在価値であり、キャラへの思い入れも無残に散らされた感がある。小夜の戦いが今、始まる…的なラストで一応の盛り上がりはつくれたわけだが、形になるものとして小夜のもとには何も残っておらず、共に過ごしてきた人たちとの思い出もみんなさよならしての旅路は寂しいものであった。
BLOOD‐C OFFICIAL COMPLETE BOOK 胎動
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-10-27

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猫神やおよろず ストーリー:4点 キャラクター性:5点 画:3点   演出:2点 音楽:4点 総合的評価:4点 合計:22点 お気楽主人公の日常アニメであった。各話ごとに新キャラが登場し賑わいが増していくが、主人公である繭の存在感が希薄となり、サブキャラ同士のエピソードに面白さを感じてしまった。中でも、挫折から紆余曲折を経て人生のやり直しに成功した元社長と元社員が一番の成長者であったこと。人間と神様の絆を強く感じさせることができなかったのは残念だ。
猫神やおよろず④ [Blu-ray]
ポニーキャニオン
2011-12-21

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ベストキャラクター賞 湯音(異国迷路のクロワーゼ) ベストOP賞 世界は踊るよ、君と。」(異国迷路のクロワーゼ) ベストED賞  純潔パラドックス(BLOOD-C) ベスト声優賞 男性:土田大(河地 大吉役) 女性:小見川千明(鶴来 民子役)

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第12話感想~ギャルリの家族~

タイトル「屋根の上の猫」
作    画:10(オールキャラで湯音をお出迎え) ストーリー:10(湯音がパリに来て叶えた願い) ご奉公度 :10(湯音を皆を笑顔にする魔法使い) 萌    え:10(クロードにお姫さま抱っこの湯音)
OPアニメーションがないことで、最終話の雰囲気を出したアバン。しかし、それはエピローグに繋げる為の演出でもあった。今話は、原作では湯音が風邪を治した後に起きた出来事。そのエピソードを最終話として構成し、シリーズを締めくくるに相応しい1話として完結させている。 湯音がパリに来て成し遂げたかった事を描いたシリーズでもあったのである。~ギャルリの家族になること~家族のために何かしたいとする湯音の純粋な思い、人の良さが自然体となってにじみ出ている湯音を誰もが好きになったのだ。浮浪児の少年が湯音を心配し、姿を確認した際の安堵の表情を描いたことも、少年が湯音を好きになったことの表れである。 しかしなんといっても、湯音ちゃんラブリーの第一人者はアリスである。心情を考慮せずに金銭で人を見る姿勢から、湯音の影響を受け心が優しく成長している。クロードにできないフォローで湯音を支えたこともアリスと湯音の親密度をあげる要因となっていた。 ~クロードと湯音は大切な家族~ 2人が恋人に…という展開はなく、またそうなることを期待させるストーリーではなかった。好きという感情はあっても、家族愛の関係が一番の理想というのが作品のテーマとなっていたからだ。クロードと恋仲関係であったカミーユの存在で大人と子供とくっきりと分けて見る事ができたといえよう。 <エンディングは後日談> この手法はよく使われますが、その後日談の内容は……OPアニメーションで見た出来事であった! ストーリー風のアニメーションであったOPだが、誰とも好感度マックス状態であることから、最終話後のとある日の出来事であったとしても不自然さはない。今話であえてOPアニメーションを使わなかった理由がここでようやく分かる演出が心地よい。 原作が続いている中で、二期ありきとした終わり方ではなく、原作を改変せずにまとめたシリーズ構成は見事であった。キャラクターもサブキャラ、背景に力がはいっており、光の効果も規制ではなく、キャラクターをより見せる為の効果でふんだんに使われ、芸術的な美しさでもあった。 湯音に癒され、アリスに元気をもらうというキャラ萌えも確立し、最後まで楽しめた作品でした。
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー
2011-09-21

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異国迷路のクロワーゼ The Animation ねんどろいどぷち 湯音付き アニメガイド 角川書店(予約:12年3月発売予定)【楽ギフ_包装選択】【YDKG-u】
ビッグビィ
ねんどろいど ぷち湯音:立ち姿・お辞儀姿の2パターンに顔パーツ2パターン・ヘッドドレスとフランスパン

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第11話感想~魔法使いのオスカー~

タイトル「祈り」
作    画:10(公園の自然と湯音の和服が調和された美しさに) ストーリー:10(湯音の過去のトラウマを癒したオスカー) ご奉公度 :7(これからは魔女コスでお掃除!) 萌    え:10(優しき湯音と汐音の姉妹愛)
湯音のキャラを掘り下げ、過去話から姉に対する罪悪感から、これまで見えなかった湯音の心の病みを引き出している。そして、湯音に見事なアドバイスを贈り、姉の気持ちに気付かせたオスカーの見事な語りがストーリーを明るい未来へと導いている。クロードでは湯音を元気付けさせることはできなかったことに、歳の差と人生経験の違いが如実に表れていた。 原作話を忠実に再現した1話。原作でのタイトルは「公園」であったのを「祈り」に変えたのは、汐音の祈りと湯音の祈りをテーマにしたかったからである。序盤でうやむやになったクロードの父とのエピソードがお預けとなったわけだが、それは次回へ持ち越しか? って、次回で最終回! アニメのストーリーとしてラストをどのように締めくくるのか楽しみである。なにげに登場回数の多いアリス嬢。彼女の憎めないキャラクターは、湯音を光で照らしているようです。

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第10話感想~ギャルリの人々たち~

タイトル「魔術幻燈」
作    画:10(モブキャラの丁寧さに感服) ストーリー:10(湯音が見た幻が意味深) ご奉公度 :10(サボることのない湯音と仕事やる気なしのオスカー) 萌    え:10(湯音とアリスの仲良しコンビに)
クロードのいないとある一日を描いた1話。湯音がギャルリの人々から認知され親しまれており、第5話で迷子となった時の不安がなくなっていること、湯音がギャルリの家族となろうとした努力が報われていることに安堵する。そして、すっかり湯音と打ち解けたアリスの人柄もシリーズの中でずいぶんと印象を変えている。 貴族の身分であることは関係なく、分け隔てない接し方をしたことは特に印象的であった。クロードがもつ貴族に対する偏見をなくすのはアリスなのかもしれない。ギャラリの人を大切にしようとするアリスは、他人の心を理解し同じ視線に立った行動をすることができる。人への思いやりの心は、湯音の影響を受けたことによるものだろう。湯音から、人の心は強引な方法だけでは動かないことを知ったからだ。 オスカー・エドガール・アランのコンビネーションも素晴らしい。オスカーの遊び心から喜びが広がっていたのだが、利益を求めるでもなく、観客に見てもらいたいという思いが、人との絆に繋がっていく。オスカーとクロードとの違いがありありと描かれたエピソードでもあった。
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー
2011-09-21

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第09話感想~大好きな人だからこそ~

タイトル「秘密」
作    画:10(相変わらずの芸術レベルな背景にちっちゃいカミーユが素敵) ストーリー:10(クロードとカミーユの知られざる過去) ご奉公度 :10(カミーユの真の強さは湯音とそっくり) 萌    え:9(苦いお茶に痺れる足と茶目っ毛たっぷりのアリス)
第08話に続き2話構成となった本話。クロードとカミーユの関係が掘り下げられ、少年少女時代の2人の日々と交友関係が明かされ、今の2人の気持ちを語らせずに表現させた演出がうまい。 そして、語らずともカミーユの心の内を読取った湯音の洞察力に日本人ならではの感性が表れており、相手を思いやる湯音ならではの見解に納得させられる。 カミーユがクロードの事を好きであったのは偽りのない真実の心であった。クロードと共に過ごす時間がカミーユにとってどれだけ大切であったのかは言うまでもない。カミーユが一人で屋敷を抜け出し、クロードの家まで赴いたのは、原作にはないエピソードである。この行動力があることから、カミーユは臆病ではなく、大好きなクロードに会う為に行動できる大胆さもあるのである。クロードとの時間を守る為に、自分一人で罰を受ける覚悟をしていたカミーユの想いはとても強いものであった。残念なことに、クロードがカミーユの心の内を理解するにはあまりにも子供過ぎており、カミーユは歳相応の子供に比べて大人の考え方であった。2人の考え方の違いが、序々に気持ちが伝わらずお互いを理解しないままとなったのではないだろうか? アリスが表現した日本の野点セット…西洋風にアレンジされた日本風のような感じ(笑)。西洋人がわび・さびを理解するのはまだ無理のようである。お茶にクリームと砂糖……これはかの「魔法少女リリカルなのは」のリンディ提督が考案したリンディ茶では! 意外と美味しいことに気付く湯音も愛らしい。  
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー
2011-09-21

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第08話感想~自由な大空に憧れて~

タイトル「子供部屋」
作    画:7(湯音のうなじが可愛い) ストーリー:8(アリスとカミーユの対照的な姉妹) ご奉公度 :9(カミーユの将来は生まれた時から決定していた) 萌    え:8(クールビューティーなカミーユ)
女性の社会的地位について、東洋と西洋との違いを童話で比較したところが面白い。原作にはないオリジナル要素でもある。 アリスは「眠れる森の美女」&「シンデレラ」から、女性が結ばれるのは男性に主導権があることの不満を抱いている。女性が拒否することは論外であり、高貴な身分の者との結婚でハッピーエンドとなることを夢見させてい。 湯音が紹介した「竹取物語」のかぐや姫は、アリスが憧れる女性像であり、好きでもない人との結婚を女性が断れることに文化の違いを感じている。女性の意思を尊重する日本を進んだ国と評価したアリスであるが、家の為に女性が人質扱いとなる婚姻をさせられる戦国時代があった。現在、女性の地位が男性と平等であるとは限らないのだが、「竹取物語」における女性のあり方は西洋にはないものであった。 アリスの東洋の文化と東洋人への興味は、幼少の頃からあるもので、日本製品の買い付けは今に始まったことではなかった。「竜」のイメージであるが、西洋では悪のボス的存在であるのに対し、東洋では神秘的な存在であるしころからも、アリスが東洋的思想に影響されていることがわかる。 原作のストーリーでは、第6話「鳥籠」のエピソードが本話にあり、原作数話を飛ばして今話のエピソードをアニメ化した為に、原作同様の台詞であっても、意味が通じにくく感じる場面がある。 クロードとカミーユとの別室での会話で、カミーユは湯音を人形扱いさせたくないクロードを皮肉ったのも、クロードが湯音をどうのように扱ってきたかを描いてきた原作のストーリーが抜けている為に、もっと深い意味があることに気付かないままになってしまうのだ。 アニメでは、カミーユが受け入れた自身の生き方と、妹のアリスが望む生き方を尊重し、叶えさせてあげたいとする優しさと自身のあるべき女性像を守るため、厳しさを見せつつも、何も縛られずに生きる鳥籠の外にいる鳥に憧れているような印象を与えている。今となっては、クロードが割り込むことはなく、蚊帳の外扱いなのだが(笑)。

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第07話感想~クロードと少年を動かした湯音の真心~

タイトル「天窓」
作    画:9(少年の気持ちを台詞ではなく描写で表している) ストーリー:10(湯音の居場所はここある) ご奉公度 :7(湯音の思考が理解できなかったクロードだが……) 萌    え:6(初ビズの相手は……)
クロードの富裕層に対する嫌悪と浮浪児に対する差別とは対照的な湯音の分け隔てない接し方が印象的であった。 湯音の思考は「性善説」に近く、第5話で盗みを働かした少年の罪を許そうとしたのだが、クロードにとっては、自分が守りたい「ロアの歩廊」に害なす人を敵視することは当然のことで、たとえ子供であってもその存在は悪であるという認識であった。 現実的に見れば、浮浪者に肩入れしようとする湯音の行動は理不尽であり、何の利益もないことである。 湯音が浮浪児を通して見ていたのは自分自身であり、家族がおらず一人で生きていくことの困難さを共感したのである。だから湯音は相手の気持ちを考え、損得勘定を抜きにした行動ができたのである。 浮浪児が湯音に対して抱いたのは、母性的な優しさなのではないだろうか。極めつけはビズをしたことで、ハートキャッチしてしまったことであるが(苦笑) アリスから湯音 湯音から浮浪児 クロードから湯音への初ビズとなったわけだが、湯音とアリスとの友好関係が上々の仲になっていることは、前話でのエピソードからも想像がつき、アリスがごくごく自然にビズを湯音に求めたことは理解できる。湯音が浮浪児にしたビズは、浮浪児に対して敬意を表したものである。「私はもうあなたと会うことはできないけれど、あなたはこれから先、一人ぼっちではないからね」という気持ちを込めてお別れしようとしたのであろう。 湯音の気持ちが分からなかったクロードであったが、病気で苦しんでいながらもクロードにもらった絵本を離さずに持っていようとした湯音の姿を見て、ようやく湯音にとって何が大切かを知ったのである。このとき、クロードの頭の中には、湯音を日本に帰すという案は廃案となっていたことであろう。原作漫画では医者に診てもらうことはなかったのだが、アリスに頭を下げて医者に往診をさせたクロードの行動は、湯音を心配するクロードの気持ちがこの上なく表れている。 浮浪児が花屋から盗まず、自分の手で花を摘んだことも、湯音の心が伝わった証である。 湯音に盗むことの行為についての非を教えられたことから、盗んだ花を贈っても湯音は喜ばないことが分かったのである。だから、自分で探して自分の手で用意した。それは湯音の気持ちを裏切りたくないからでもある。 湯音の心が伝わり、通じ合っていく心温まるストーリー。家族として迎え入れられていることを実感した湯音の幸せ顔に今話も癒される。
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー
2011-09-21

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第06話感想

タイトル「鳥籠」
作    画:7(衣服による文化の違いをうまくストーリーに取り入れている) ストーリー:7(アリスの無邪気さと対照的なカミーユが印象的) ご奉公度 :10(決して時たぶんの仕事を譲らない湯音の頑張りに) 萌    え:10(洋服デビューの湯音)
クリノリンを“鳥籠”喩える湯音であるが、カミーユにとってそれは自身の生き方を指しており、望む望まないとは関係なく、受け入れなければならない令嬢としての宿命を感じさせる一話であった。 カミーユについて、キャラの掘り下げはなかったものの、クロードと何かしらの関係があることがほのめかされていることは、湯音が彼女の名前を言ったときのクロードの反応と、窓からクロードを見つめるカミーユの姿によって想像がつくよう描かれている。 「文化の違い 衣服編」ともいうべき今話では、着物とドレスとの違いを対照的に描いている。日本人の衣服にスカートはまだないことから、初めて着た湯音の反応は、日本人女性を代表するものであるといえよう。一方で、腰を細く見せることが美しさを表すのが、上流階級における令嬢達の常識。家事をするのに不向きであったり、自由な動きができないことも、生活感の違いがでている。 無理強いをさせず、本人の流儀に任せようとするカミーユ。それはまるで、自身の代わりに自由に生きていて欲しいといする願望の表れか?  クリノリン…スカートの裾は大きく広がれば広がるほど良いという風潮であった時代を表す下着を、アニメで赤裸々に描いた作品は初めてではないだろうか。また、動くたびにクリノリンが引っかかって転倒したり、暖炉などの火がスカートに引火して火傷をしたりという事故が多発する原因にもなっており、アリスがクロードの店を入りづらそうにしていたこと、湯音が紅茶をこぼしたり家具を落としたりするなど、普段の生活の動きに支障がでることまで表現した細かな演出は流石である。 EDでみかける猫が、庭に入り込んできたのも何かの伏線か!?
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー
2011-09-21

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第05話感想

タイトル「迷子」
作    画:8(商店街の街並みが湯音の心境にあわせた色彩で描かれている) ストーリー:8(湯音の心の迷いとクロードとの絆が深まるエピソード) ご奉公度 :10(湯音のしたことは無駄ではない!) 萌    え:7(素敵すぎるクロードにうっとりの湯音)
今さらですが、アイキャッチのイラストは湯音と猫との戯れを描いたストーリー形式になっているのですね。毎話ごとに変化があるイラストにも注目です。 今話は絵コンテ・演出・作画監督……そして原画を後藤圭二さんが一人で担当! 第1話では18人の原画(後藤さんの奥様もこの中にいらっしゃいますね)と3人の第二原画が担当していることから、後藤さんが一人で担当されたことの仕事量がどれだけのものであったかが想像できると思います。 後藤さんとは、コミケに参加されていたときにサークルスペースでお話をさせていただいたことがあるのですが(この時はキディ・グレイドの話をさせていただきました)、作品のファンを大切にされている方であるという印象を受けました。 今話は「異国迷路」に相応しい一話。湯音が抱える不安と人との距離、見失った居場所という袋小路に迷い込んだエピソードで、クロードとオスカーが見事に湯音の不安を取り除き、異国文化と人との触れ合いと信頼関係を描いている。 ギャルリ・ド・ロアの商店街では、所々に閉店した店や、ここでは商品を買わず百貨店で買おうとした婦人らの会話など、華やかな街並みとは違った薄暗さと寂しいイメージを描いています。そして、その印象は人々にも表れていく。湯音視点でみた人々がそのように見えているということは、湯音の不安が増していっていることの表れてでもあり、迷子になったときの不安・見知らぬ人に感じる恐怖感を上手く表現している。 モブキャラ一人ひとりの顔に区別をつけているところも後藤さんの仕事に対するこだわりが感じられます。 OPアニメーションでの語りにあるように、湯音の存在を知る人はあまりにも少ない。湯音も商店街の人々と関わりがなく知らない人ばかりだったということが今回の迷子騒動になったわけだが、湯音のお客様みんなに誠意を尽くすやり方が理解されていくようになると、人と人との心の温かさがより溢れるようになるのでしょうね。湯音が ギャルリ・ド・ロアで、ランプのように輝く存在になることを期待する。 思い込みと自身の認識の違いから学んだこと。最後は笑顔で締めるほっこりあったかいいお話。この作風はこれからも変わらないのでしょうね。後藤さんお見事でした。
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
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2011-09-21

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第04話感想

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タイトル「水明かり」
作    画:10(室内もエレガントに描く) ストーリー:8(湯音とアリスの出会い) ご奉公度 :10(クロードとの約束を守ることは信頼を守ること) 萌    え:10(湯音はお持ち帰り決定♪)
人の気持ちには自身の気持ちで応えるのが、ジャポネーズ魂! 湯音の魅力が溢れんばかりに描かれている。アリスは典型的なお嬢様といった感じ。クロードが彼女を嫌っているというよりは、ブランシュ家そのものに対し嫌悪感を抱いているのであろう。貧困層と富裕層との間にある溝は深い。同じ人間でありながら、対等ではなく価値そのものが違う人種として認識している。日本にも士農工商制度がありましたが、湯音は誰であれ対等に接しようとしています。 アリスが湯音を気に入ったのは、人種・容姿・身なりによる主観的好意。湯音は見た目だけでなくいい子ですから、人間的にも“好き”になっていくのでしょうが、ダメな事はダメと言える湯音と心で通じることができるのが、アリスにとって良い経験になるのではないだろうか。おそらく友達は同じ富裕層の子供で、体裁を取り繕えた付き合いが多いのであろう。湯音の存在がまったく違ったものになることを期待する。
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー
2011-09-21

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世界は踊るよ、君と。/ここからはじまる物語
flying DOG
2011-07-20
湯音(東山奈央) 羊毛とおはな

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第03話感想

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タイトル「日本迷宮」
作    画:10(人物よりも背景の美しさに見惚れる) ストーリー:8(音を楽しむ日本人の心を理解したクロード) ご奉公度 :6(居眠り店番の湯音) 萌    え:10(湯音の小ささをより可愛く描いている)
クロードが想像する日本国に、日本に対する世界の見方が表れている。オスカーの説明は間違っていないのだが、自分の認識の範囲で物事を当て嵌めるとまったく異なった見方になってしまうのだ。 湯音の実家についてオスカーから説明があったが、裕福な家柄であることが明かされた。湯音がフランスのパリに憧れを持っていたことから、日本にいながら外国の情報を手に入れることができる程の富裕層ということになる。湯音の親は外国と取引をする仕事に携わっている可能性もありそうだ。オスカーのような諸外国と交渉・取引をするなかで、異国の情報を得ていた可能性もありそうだ。 楽器屋の看板に“音”の文字を使うとは…湯音の文字からアイデアが浮かんだクロードですが、これは語呂もあってなかなか良いですね。 新キャラのアリスとカミーユの登場も、湯音との出会いまでは描かれず次話への伏線とさせている。 少しずつだが、湯音の存在が知れ渡っている。湯音と出会うことで始まる物語が楽しみである。 今話はとある一日の日常のストーリーをゆっくりとした時間と共に、せわしなく丁寧に描いている。西洋文化の中にいるような時間の感覚に浸れるのも作品の演出である。
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー
2011-09-21

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異国迷路のクロワーゼ 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2)
富士見書房
武田 日向

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第02話感想

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タイトル「チーズ」 「Fromage」とはフランス語で「チーズ」 フランス語と日本語の構成なのが本作品の特徴でもあります。
作    画:10(今話も丁寧な街並みの描写) ストーリー:7(一日の生活を描いただけだが湯音視点では何もかもが新鮮!) ご奉公度 :8(湯音の心遣いが随所にみられる) 萌    え:10(湯音の表情と仕草が愛らしすぎる!!)
日本とフランスとの食文化の違いを湯音が身をもって示した第2話。 ごくごく普通の“日常”の食卓でも、湯音のおかげでほっこりとした癒しのひと時に♪  この感覚は「けいおん!」のゆるゆる日常アニメに通じるものがありました。 「ごはんと味噌汁」と「チーズとコーヒー」 そして「梅干」へとオチと繋げるわびさびの流れに感服! 湯音にとって初めての食べ物であるだけに抵抗もあるでしょうが、礼儀作法は日本式のままで、西洋文化に慣れようと必死なのがなんとも愛らしい♪ オスカーは日本食もOKということで、長く日本に滞在していたのだろう。日本への理解があるからこそ、湯音にもや優しくできるのだ。 今話では、日本人と西洋人の食生活・習慣の違いも学べることから、本作品を通して詳しく調べれば夏休みの自由研究のレポートとして提出できそうですね(笑)。 クロードが理解できていない湯音の行動。 ~湯音が外出先で、クロードにお金を使わせない為にしたこと~ クロードは湯音の為にお金を使おうとしたであろうが、湯音は、クロードが持ち金をみてベーコンの量を半分にしたことを見て、クロードにお金の余裕がなかったことを察していた。 湯音が興味を示した文房具ショップにクロードが立ち寄ろうとしても断って入らなかったのは、クロードが自分の為の買い物で出費を増やしたくなかったからだ。 湯音の人を気遣う心をクロードは知る由もなかったであろう。 ~湯音が一番楽しい時はお手伝いをしているとき~ 自由に好き勝手するよりも、役に立つことをすることに喜びを感じている湯音。 夕飯の準備をしているときの湯音の楽しそうな表情がそのことを物語っている。 早くお役に立ちたいとする湯音 焦らずゆっくり見守っているクロード 認識の違いはあれども少しずつ分かり合っていくような、あったかいストーリーでした。
異国迷路のクロワーゼ 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2)
富士見書房
武田 日向

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異国迷路のクロワーゼ The Animation 第01話感想

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作    画:10(街並みの描写が美しすぎます) ストーリー:9(起承転結がまとまりと次話への期待が膨らむストーリー構成) ご奉公度 :10(信用第一の看板娘!) 萌    え:10(湯音の可愛らしさは万国共通認識!)
第一印象は、フランス文化と日本文化の調和を試みた和洋折衷アニメ! 時折、フランス語らしきナレーションの解説がはいりますが……意味は分かりません(苦笑)。但し、なんとなく言いたいことは伝わります。 本来、ヒロインの湯音以外はフランス語なわけでして、湯音視点からみると言葉の一つ一つの意味は分からないけれど、言いたい事は分かるような気がするのと同じ感覚にさせる演出ならば、かなり凝った作品作りである。 サブタイトルにしても、「入口」そしてフランス語「Entrée」と並べて表示させるあたり、フランスと日本とを意識した作品作りが見受けられる。 舞台となる町の入り口、物語の入り口となる第1話でした。 湯音の家族やフランスへ連れて行かれることになった経緯は不明…もしかして人買い? 湯音の理解者であるオスカーが悪人であるという設定はないだろうが、謎なままなのは後の伏線であろうか? 「花咲くいろは」系なのか、「世界名作劇場」系なのか気になるところでしたが、みんな良い人ばかりで安心しました(笑)。 湯音が日本女性の大和撫子風のキャラクターであることも視聴者側には受け入れやすく、フランス人の考え方の違い、尽くす心を対照的に描きながら、両者が分かり合っていく流れを1話から見せたことで、今後のストーリーを安心させたことも見所の一つであろう。 背景描写のフランスの町並みが丁寧に描かれていて見ごたえがありそうだ。
異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1巻 [Blu-ray]
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2011-09-21

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